眼の病気について

当院では下記の治療を行っております。

一般眼科

一般眼科

ドライアイ

ドライアイとは炎症、瞬きの回数の減少、涙腺の分泌の不具合、マイボーム腺の開口部の詰まりにより、目が乾いてしまう症状のことをいいます。これになると目が疲れやすい、乾いた感じがする、かゆい、かすむなどの様々な症状が現れ、日常生活で非常に不便を感じます。
病院では角膜や結膜の傷の有無、涙の分泌量、涙液層の乾き具合、マイボーム腺の状況を診察し、原因を探っていきます。診断結果に基づき、目薬の処方や涙点を塞ぐ治療などを行います。

主な症状

疲れやすい、乾き、しょぼしょぼする、ゴロゴロする、目が重い、不快感がある、メヤニが出る、目が赤い、まぶしい、かゆい、かすむ、涙がでるなど

眼精疲労

目が疲れている、目が痛いなどの症状が休憩では回復せずに、長期にわたり続いたり、身体に悪影響を及ぼしたりする状態を眼精疲労といいます。原因は目の使いすぎはもちろんですが、環境や心因によるものもあります。
当院では視力や眼圧など一般的な検査を行ったあとに、医師が診察を行います。メガネの調整やドライアイにならないための指導、目薬の処方などをします。

症状

疲れやすい、目が痛い、不快感がある、乾き、かすむ、頭痛、肩こりなど

ものもらい

まぶたにある脂や汗腺などに細菌が感染し、炎症を起こす症状です。まぶたが腫れたり、押すと痛みがあったりするため、一般の人でもわかりやすいのが特徴です。不衛生にしているとすぐに悪化してしまい、放っておくと重症化する可能性がありますので、早めに病院でみてもらいましょう。
基本的には目薬や塗り薬、飲み薬などで1~2週間で完治が見込めます。重症化してしまうと、うみを排出するために外科的治療を行う場合もあります。細菌が感染するのは、身体全体の抵抗力が弱っているせいでもあるので、体調をきちんと整えて免疫力を高めることも大切です。

症状

まぶたが赤く腫れる、まぶたが痛い、メヤニが出る、目がかゆい、目が赤い、ゴロゴロするなど

結膜炎

目の中にある結膜が充血して、炎症を起こす病気です。よく聞くメジャーな目の病気のひとつですが、結膜炎にもいくつかの種類があります。

アレルギー性結膜炎

目の表面などに花粉などがついて、まぶたの裏側と白目を覆う粘膜である結膜が、炎症を起こす病気です。症状としてはかゆみや充血がみられます。春などにスギ花粉が原因で一時的に起こるものは「季節性アレルギー性結膜炎」と呼ばれます。それに引き換え、年間を通してアレルギー症状がみられるものは「通年性アレルギー性結膜炎」といいます。
季節性については、アレルゲンであるスギやヒノキなどが飛ぶ季節にだけ起こります。通年性の場合は、ダニやカビ、ハウスダストなどが原因の場合が多いです。
治療方法は目薬でかゆみを軽減することが主となります。季節性のようにある程度時期を予測できるものに関しては、アレルゲンが飛散する前から治療をすることで、症状を軽くしていきます。

症状

目がかゆい、充血する、メヤニが出る

細菌性結膜炎

黄色ブドウ菌、インフルエンザ菌、肺炎球菌、表皮ブドウ球菌など、身近な菌が目に感染し、発症する結膜炎です。感染することはほぼなく、病院で処方された目薬の点眼を続ければ、一週間くらいで治ることがほとんどです。

症状

充血する、ゴロゴロする、メヤニが出る、白目が充血するなど

ウイルス性結膜炎

ウイルス感染で起き、伝染性も強いため、非常に人に移りやすい病気です。同じタオルなどを使用すると、家族間でも感染するため気をつけましょう。大きく分けて下記の3つに分類されます。

流行性角結膜炎

いわゆる「はやり目」と呼ばれるもので、アデノウイルスという強いウイルスに感染して発症するものです。感染力が非常に強いため、目を触った手で人に触ると感染をするので、気をつけましょう。
潜伏期間は1~2週間と長く、突然目がゴロゴロしたり、腫れたりと異常が起こります。放っておくと炎症が悪化し、痕が残ることもあるので、早めの受診を心がけましょう。目薬での治療はもちろん、免疫力を高めるために体調を整えることも大切です。

症状

充血する、メヤニが出る、ゴロゴロする、まぶたが腫れるなど

咽頭結膜炎

別名「プール熱」と呼ばれる通り、プールで感染することが非常に多い病気です。プールに入っているときなどに、粘膜や結膜からウイルスが入り込んできて感染します。目の充血やメヤニが出るほか、喉が腫れる咽頭炎と併発し、高熱がでることもあります。感染してから発症までに5~7日間があり、完治までには2週間ほど時間がかかります。他の症状が出ている場合は、目だけではなく、身体全体の治療をしていくことが大切です。

症状

充血、メヤニが出る、高熱、喉が腫れるなど

急性出血結膜炎

エンテロウイルス70型というウイルスによって引き起こされるもので、感染力は非常に強いです。症状は流行性角結膜炎に似ていますが、感染してから症状が1日あまりででるのが違いといえます。白目に強い充血が起きる、大量のメヤニがでることが特徴です。
治療には10日ほど時間がかかり、ウイルス自体に効果的な薬はありません。目薬で炎症を抑え、他の菌からの感染を防止しながら様子をみます。感染力を高めるために、きちんと休養をとることも大切です。

症状

充血する、メヤニが出るなど

飛蚊症

視界の中に糸状や粒、黒い虫など、ゴミのような浮遊物が飛んでいるように見える病気です。いつも見える訳ではなく、例えば白い壁をふと見たときに自覚することも多いようです。あまりに頻繁に見えるようだと、日常生活にも支障をきたしてしまいます。
患者さんの多くは自覚を持って来院される方が多いです。原因としては生理的なものから来る場合と、目の病気の可能性の2つが挙げられます。生理的なものの場合は、治療の必要はないため経過観察をしていきます。ただ目の病気が原因の場合、飛蚊症が網膜剥離によって起こった可能性があります。その場合は早急に治療が必要となってきます。病院で原因がなにであるのかを、しっかりと調べることが大切といえます。

症状

視界の中に黒い虫が飛んでいるように見えるなど

白内障

目の中には水晶体と呼ばれる器官があります。これは直径約9mm、厚さ約4mmの透明な凸レンズの形をしていて、目の後方に位置するものです。光を集めて焦点を合わせたり、有害な紫外線を吸収したりする働きをします。白内障とはこの水晶体が白く濁ってしまい、視力が低下していってしまう病気なのです。加齢により目が色々なものから影響を受け、水晶体が白く濁っていくのが原因のため、高齢の人が多く発症する病気といえます。
突然目が見えなくなるというよりは、段々と視力が落ちていくものなので、早めに発見ができれば目薬などで進行を止めることができます。日常生活に支障が出るまでに進行してしまった場合は、外科的な手術を行います。当院では手術は行えませんので、紹介状などといっしょに手術可能な病院をご紹介します。

症状

視力が低下する、光がまぶしい、目がかすむなど

緑内障

目の奥にある視神経の障害により、見える範囲に障害が起きる病気です。網膜が正常であっても、目で見たものを脳へ伝える視神経に異常があると、視野は狭まります。通常物を見るときは両目を使っているため、片目が悪くなっても非常に気づきにくく、発見が遅くなると失明してしまう恐い病気です。血縁者に緑内障の方がいる場合などは、特に注意が必要です。
白内障と同じく、緑内障も高齢になればなるほど発症する確率が高くなります。視野が徐々に狭くなるため自覚症状がほとんどなく、発見したときには手遅れということが多いです。そのため高齢になるにつれ、定期的な視力、眼圧、視野、眼底などの検査をしっかりと受けることが大切だといえます。
また一度診断されても、自覚症状がないからといって通院や治療を怠ると、視覚障害が悪化、進行してしまい失明につながってしまいます。
この病気は完治することはできませんが、視野が狭くならないように眼圧を下げていけば、悪化や進行は防ぐことができます。そのために病院では目薬や飲み薬の処方、手術を行っていきます。
緑内障にとって最も大切なことは早期発見、そのあとの早期治療と継続した治療だといえます。

症状

視野が狭くなるなど

糖尿病網膜症

この病気は糖尿病の三大合併症のひとつで、後天性に失明する原因の1位となっています。糖尿病が原因で起こるもので、血糖が高い状態が続くと糖が血管に障害を与え、網膜内血管が出血を起こします。すると血管が閉塞を起こし、閉塞が広範囲になると網膜が低酸素状態となります。障害を受けた血管を補うために新しい血管が現れるのですが、健康な血管でないとさらに出血を繰り返すため、視力の低下につながるのです。
この病気は糖尿病によって起こるもので、完治することはありません。また治療も初期段階では目だけを治すというよりも、糖尿病自体をしっかりと治療していくことが大切だといえます。進行が悪化した場合、レーザー治療や外科治療などを行うこともあります。

症状

視界がかすむ、視力低下、飛蚊症など

加齢黄斑変性症

アメリカやヨーロッパで非常に多い病気ですが、日本でもここ数年患者数が増えている病気のひとつです。網膜の中心にある目の心臓となる黄斑という部分が、加齢によりダメージを受け、視力低下、ゆがみを引き起こします。
加齢黄斑変性症には2つ種類があり、ひとつは加齢が原因で起こる「萎縮型」です。この場合、徐々に進行していくので、定期的な検査で経過を観察していきます。
もうひとつの「滲出型」の場合は、非常に進行が早く危険です。もろく壊れやすい網膜の下にできた新生血管が、出血し黄斑にダメージを与え、視覚などに障害を引き起こします。進行を防ぐために注射やレーザー、外科的治療を行っていきます。症状が出てからでは進行を防止するだけで根治は難しいため、定期的な検診で、早期発見を目指しましょう。また「萎縮型」から「滲出型」に移行することもあるので、定期的な検査が大切となります。

症状

ものがゆがんで見える、視野が狭くなる、視力が低下するなど

花粉症

目の表面などに花粉などがついて、まぶたの裏側と白目を覆う粘膜である結膜が、炎症を起こして、かゆみや充血を発症します。体内に入ってくる花粉などのアレルギー物質を体内に入れないために、免疫が働きアレルギーを起こすのです。
アレルゲンとなるものはスギやヒノキ、ブタクサなど人によって異なり、そのため発症する時期もまちまちです。当院では目薬や飲み薬を処方して、これらの症状をやわらげます。

症状

目がかゆい、充血する、メヤニが出る

メガネ・コンタクトレンズの処方

メガネ・コンタクトレンズの処方

当院ではメガネやコンタクトレンズの処方も行っております。必要な方はお気軽にご相談ください。

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